現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」にちなんで、「やなせたかしとアンパンマン」を展示しています。
やなせたかしさんの代表作の一つであり、子どもから大人まで、多くの人に愛されている「アンパンマン」が
はじめて絵本に登場したのは1973年のことでした。
「自分の顔を食べさせる」という前代未聞の正義の味方。そこには戦場を経験し、「飢えが一番つらい」ことを
身をもって経験したやなせさんの思いが詰まっていました。
今回の展示の中で個人的に最も心を揺さぶられたのは、絵本「チリンのすず」でした。
ネタバレになるといけませんので感想は控えますが、改めて絵本という表現方法の持つ強さを感じた1冊でした。
かわいらしい表紙からは想像できなかったストーリーに、思わず涙してしまいました。